『サンタクロースって いるんでしょうか?』
    ー
1897.9.21 ニューヨーク・サン新聞 社説ー

    中村妙子訳 偕成社 ¥840

   この世の中に、愛や、人へのおもいやりや、
  まごころがあるのとおなじように  
(本文より)



 『サンタクロースって ほんとにいるの?』
 
 
てらおかいつこ文/すぎうらはんも絵
                        福音館書店   ¥945

    
  だって こどもが しあわせなときは
  みんなが しあわせなときだもの 
 (本文より)  



   
 










 
   今秋の 岩波少年文庫 リクエスト復刊18冊 〜 

   その中の  『よろこびの日ーワルシャワの少年時代

   I・B・シンガー作/工藤幸雄訳

    「喜劇も悲劇もともに豊富なある世界」「知恵と愚かさ、激しさと優しさに
   満ちた特色ある小世界」のありさまをつぶさに見てもらいたいという
   シンガーの自伝的物語は、 私の気に入りの1冊だ。
   19編の短い話が収められている。

    本屋稼業の難儀さにため息が出そうな時、思い出すのは
   ”洗濯ばあさん”。 私はまだまだ「倒れ伏す」資格もなしと
   胸が熱くなる。

   『父の法廷』 (I・B・シンガー著/桑山孝子訳/未知谷刊)では
   ”洗濯女”として収められている。 

  
  『 ストーリーテリング  その心と技 』 
 
    エリン・グリーン[著] 
                  芦田悦子・太田典子・間崎ルリ子[訳] 
                                    こぐま社 ¥2310


     この本は、ストーリーテリングについて

    その心(根本精神) と 技(実際的なこと) が

    細部にわたって具体的にわかりやすく書かれています

    例えば 全12章の中から 
        第三章 お話を語ることの目的とその価値
        第五章 覚えること・語ること
        第八章 幼い子どもたちのための「絵本とおはなしの時間」
        第九章 思春期の子どもたちのための「おはなしの時間」 
        第十二章 「おはなしの時間」の運営と研修会のもち方
                                 というように。  


    「この本の中で私は、ストーリーテリングが口承芸術であることを
    強調しています。視覚第一主義ともいえる今日の社会においては、
    語られることばの力が忘れられてしまっています。
    そして書かれたことばも日常会話のレベルに引き下げられて
    しまっています。
    しかしストーリーテリングにおいては、ことばの全ての力が発揮されます。」                          
                                  著者まえがき より                   


    「お話を聞くことは、耳からの文学体験として、
    子どもの豊かな精神生活と成長に大切なものである。」
    「謙虚にお話を差し出し、聞く人と語る人が喜びを共にし、
    それによって子どもが楽しい経験をするばかりでなく、
    精神的に豊かに強くなり、本を友として生きる一助となることこそ、
    目指すところ」
                                  訳者あとがき より



    "本を友として生きる"というのは、人間ならではの幸せですね! 

     本を友にするといえば、すぐに 「がちょうのぺチューニア」 を思い出します。
    そして、詩を愛し、音楽を友として、まわりのみんなを幸せにし、自分も幸せに
    なった 「トランペット白鳥のルイ」 のことも♪

    

    
    

    

 
   『 リーコとオスカーとつぶれそうな心臓たち 』

       ・シュタインヘーフェル作 森川弘子訳
                                    岩波書店 ’10.3.26刊 ¥2310


       リーコとオスカーの足元に紫がかったピンクの帯がかかっていて、
       そこには 「ママが嘘をつくのはぼくを守るためだけだ」との、謎めいた文章が・・・。
       何が起きたの?どうするの?
       さあ、急いでリーコの話を聞きましょう!
     

 

   『雪だるまのひみつ』
                      
  エインズワ―ス作 河本祥子訳 岩波書店 ¥1470


         ピッパは雪だるまをこしらえました。

        名前はピーターキン。石炭の目と鼻、にんじんの口。
        お父さんのお古の帽子とマフラーを着けて、胸には赤い実のついた
        ヒイラギの小枝を飾っています。

         ピッパとピーターキンは、楽しくお喋りをしたり
        三目ならべをして遊んだり、雪だるまの集会にも出かけました。

        でも、「つららから しずくがおちると 雪だるまは きえていく」春が
        やってきます。
        ピッパとピーターキンの別れの時です。

         けれど、エインズワ―スは決して感傷には陥りません。
        春の空が尚一層輝いて見える、さわやかな結末に仕上げてくれました。

        子どものためのお話は こうでなくっちゃ!


   『星の花束を』
 
  林原玉枝作  てらいんく  ¥1260

      星にまつわるお話集から 「星が生まれる夜」 というお話を。


   広場のまん中に立っている雪だるまは、とても立派ないでたちです。
  大きな鼻はジャガイモ、赤い口はにんじん、かわいい目は黒くてまるい小石。
  木の枝の両手には赤いミトンをはめて、首には縞模様のマフラーをしています。

   雪だるまは、日がな一日広場に立って、子どもたちが遊ぶのや、楽しそうに
  通り過ぎていく人々を、見ていました。

   雪だるまは、自分もいろんな所へ行きたい、いろんなものを見てみたいと
  願いました。でも、雪だるまは動くことができません。
  それは、かなわぬ夢で終わるのでしょうか。
 
   「ちかり。ぴかり。」と雪だるまの身に起こった不思議な出来事は
  幼い子たちには、どうして?と腑に落ちないかもしれません。
  雪だるまが立派ないでたちの一つ一つを、見返りを求めず分け与えた
  そのことが・・・ということは。

   このお話を含めての6篇は
  思春期に入って、なんだかざわざわと、とりとめもなく心が不安定になる大きな子たちには
  気持ちがほぐれ、やさしく柔らかいまなざしで日常を見直す楽しさを
  気づかせてくれるかもしれません。


   子どもたちは(大人の私も) 空を見上げることが とても楽しみになるでしょう 。
   昼には雲を、夜には星を。
   ともだちの雪だるまがそこにいるのですから! 
   
    
  




           


えほんてなブル

1984年、広島ではじめてオープンした児童書専門店です。
小さな店ですが絵本から読み物まで定番をきちんとそろえています。

住所:広島市中区中町1−26
ヴェル袋町公園2F
TEL&FAX:(082)247-8920

定休日:月曜日・第5日曜日
営業時間:11:00〜18:00
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